結論:学校の先生に「志望校を下げなさい」「その学校は無理」と言われても、すぐに志望校を下げる必要はありません。受験校を最終的に判断するのは、3年生の12月ごろで十分です。早い時期に志望校を下げてもメリットはほとんどなく、むしろ気持ちが緩んでしまうことが多いからです。受験生は最後の時期に点数が大きく伸びることも多いので、行きたい学校は最後まで目指していきましょう。
こんにちは、オンライン家庭教師ライフの稲葉です。
中学3年生・高校3年生の夏休み前後、志望校を決める時期になると
生徒さんや保護者の方から、よくこんなご相談をいただきます。
「学校の先生に、志望校は無理だと言われました」
言われた生徒さんはもちろん、ご家庭も不安になると思います。
これまで300人以上の生徒さんを指導し
のべ20,000回の個別指導をしてきた立場から
こういうときにどう考えればいいのかをお伝えします。
学校の先生はなぜ「志望校を下げなさい」と言うの?
最初にお伝えしたいのは
学校の先生を責めるつもりはまったくない、ということです。
先生の置かれている状況を考えてみると
そう言わざるを得ない理由が見えてきます。
① 1人で30人ほどの生徒を見ていて、細かく見る時間がない
学校の先生は、1人で30人ほどの生徒さんを見ていらっしゃいます。
これは結構大変です
本当に30人を1人1人丁寧に見ようとしたら
土日などの休みがなくなります。
おそらく先生方も
「もっと一人一人細かく見たいけど、時間がなくて余裕がない」
といった心境なんだと思います。
学校のシステム上、一人一人の学力を細かく見るのは難しいのです
テストや模試でも、本来分析をするには「答案の内容がどうだったか」まで見る必要がありますが
「結果の数字」(点数や偏差値)だけでしか確認する余裕がないんですよね
結果的に、模試の成績だけを見て
「この単元が弱いから、ここをやっておこう」
といった表面上のアドバイスをするのが精一杯になってしまうんですね。
ですが、模試の結果はあくまで目安です。
(志望校の問題と模試の問題は基本的に違うので正確な合格率は出せません)
それだけで合否が分かるものではないのです。
② 先生も「問題なく受験を終えてほしい」と思っている
もうひとつは、先生にも
「とにかく問題なく受験を終えてほしい」という思いがあることです。
できるだけ波風を立てず、確実に行けるところに行ってほしい。
そう思うと、どうしても安全なほうへ進めたくなり
チャレンジさせない方向になりやすいです。
30人全員に「ここに挑戦しよう、行け行け」と背中を押し続けるのは
精神的にもかなり大変なことだと思います。
では実際のところは、志望校を下げろを言われたら下げた方がいいのでしょうか?
志望校を早めに下げるメリットはある?
よく考えてみましょう
生徒さんの立場で考えると
志望校を早い時期に下げるメリットは、ほとんどありませんよね。
むしろ、下げてしまうと
「このくらいの学校なら、少し勉強すれば行けるかな」
と気持ちが緩んでしまうことが多いです。
それよりも
「ここに行きたい。だからやらなきゃ」という気持ちが
いちばんのモチベーションになります。
なので私は、生徒さんには
行きたい学校を最後の最後まで目指していこう、と伝えています。
志望校はいつまでに決めればいい?
もちろん、ずっと現実を見ないわけではありません。
3年生の12月ごろになったら
そのときの過去問演習の点数で判断して
受験校をどうするかを考えていきます。
その時に考えて対策を切り替えても間に合います。
それまでは強気でいった欲しいと思っています。
夏の模試の結果が悪くても、最後に伸びることはある?
あります。
受験生は、最後の1,2ヶ月でにぐっと伸びることが多いです。
私の授業でも、その時期は過去問をどんどん解いていきます。
すると、最初は20点だったのが
次は30点、その次は40点、50点と
1回ごとに10点ずつ上がっていくようなことが実際に起きます。
最後の最後で伸びる可能性があるのに
早期に諦めてしまうのは、本当にもったいないです。
まとめ:先生に下げろと言われても、12月までは下げなくて大丈夫
- 学校の先生は30人ほどを見ていて忙しく、模試の結果で判断せざるを得ないことが多い
- 模試の結果はあくまで目安で、それだけで合否は決まらない
- 志望校を早く下げると、気持ちが緩んでしまいやすい
- 「ここに行きたい」という気持ちが、いちばんのモチベーションになる
- 受験校の判断は、3年生の12月ごろで十分
- 最後の時期に、過去問の点数が10点ずつ伸びていくこともある
先生がそうおっしゃっていても
私としては、判断する時期までは志望校を下げないほうがいいとお伝えしています。
よくある質問
Q. 模試の判定が悪くても、志望校を目指し続けていいですか?
A. はい、3年生の12月ごろまでは目指し続けて大丈夫です。模試の結果はあくまで目安で、受験生は最後の時期に点数が大きく伸びることも多いです。
Q. 学校の先生の意見と違う判断をしてもいいのでしょうか?
A. 先生の意見を否定する必要はありません。先生は多くの生徒さんを見ている中で、安全な受験を考えてくださっています。そのうえで、受験校を最終的に判断する時期を12月ごろにして、それまでは行きたい学校を目指して勉強する、という考え方をおすすめしています。
Q. 12月の時点で届いていなかったらどうしますか?
A. その時点の過去問の点数や模試の結果を見て、受験校をどうするかを一緒に考えます。それまで行きたい学校を目指して勉強してきた力は、どの学校を受けるとしても活きてきます。
Q. 受験生の途中からでも相談できますか?
A. はい、できます。今の状況を伺ったうえで、受験までに何をすればよいかを具体的にお伝えします。まずは無料体験授業でご相談ください。
まずは50分の無料体験授業から
「先生に志望校を下げるように言われて迷っている」「志望校に向けて、今から何をすればいいか知りたい」という方は、ぜひ一度、50分の無料体験授業を受けてみてください。今の勉強の状況を伺い、志望校に向けて何をすればよいかを一緒に考えます。
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