こんにちは。オンライン家庭教師ライフの稲葉拓也です。これまで300人以上の生徒さんを1対1で指導してきました。
共通テストが近づくと、生徒さんや保護者の方からこんなご相談をよくいただきます。
「数学の点数が伸びない。今から何をすればいいですか?」
この記事では、共通テスト数学で生徒さんがよく失点する原因と、点数を上げるための勉強の順番、直前期にいつも勧めている過去問の使い方をお伝えします。
2027年度 共通テスト数学の日程と試験時間
まず、試験の基本を確認しておきましょう。2027年度(2027年1月実施)の共通テストでは、数学は2日目の1月17日(日)に行われます。
| 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 数学①(数学Ⅰ・数学A/数学Ⅰ) | 13:00〜14:10(70分) | 100点 |
| 数学②(数学Ⅱ・数学B・数学C) | 15:00〜16:10(70分) | 100点 |
※数学B・数学Cは、4項目のうち3項目を選んで解答する形式です。最新の情報は、必ず大学入試センターの発表で確認してください。
失点の一番の原因は「問題文を深く読まず、誘導に乗れていない」こと
共通テストの数学で点数を落とす生徒さんを見ていると、一番多い原因は、問題文を深く読まずに、誘導に乗れていないことです。
共通テストの問題には「流れ」があります。前の問題で求めたことを次の問題で使い、少しずつ答えに近づいていくように作られています。この流れを読み取って、その通りに進めていくことが大事です。
必要な知識は「白チャートレベル」の基本
実は、共通テストの問題を解くために必要な知識は、白チャートレベルの基本的なものです。難しい知識が必要なわけではありません。
難しいのは、その知識をどう使えばいいのかがわかりにくくなっているところです。だからこそ、問題文をよく読んで、流れをつかむことが大切になります。
たとえば、問題文に「〜であることに着目して」と書いてあったら、そこに書かれていることを使えばいい、ということがわかります。問題文の中に、解くためのヒントがちゃんと書いてあるんです。
自分の頭で新しいことを考えると、時間が足りなくなる
問題の流れを読まずに、自分の頭で新しい解き方を考えてしまうと、時間がかかったり、途中で解けなくなったりしてしまいます。
共通テストでは、「自分で解き方を考える」よりも、「問題文が用意してくれている流れに乗る」ことを意識してください。
点数を上げる勉強は「基礎 → 過去問」の順番が大切
共通テスト数学の勉強は、部活にたとえるとわかりやすいです。
- 基礎は、部活でいう筋トレや基礎練習
- 過去問演習は、部活でいう練習試合
筋トレや基礎練習をしないまま練習試合ばかりしても、なかなか上手くなりません。反対に、基礎練習だけで練習試合をしなければ、本番の試合の流れに慣れることができません。勉強も同じで、この2つを正しい順番で積み上げることが大切です。
時期ごとの勉強の進め方
| 時期 | やること | 部活でいうと |
|---|---|---|
| 高3の夏ごろまで | 白チャートレベルの基礎を徹底的に固める | 筋トレ・基礎練習 |
| 高3の夏から | とにかく問題をたくさん解く | 練習試合を増やす |
| 直前期 | とにかく過去問を解いて、分析と解き直しをする | 本番前の練習試合と振り返り |
夏までに基礎が固まっていないと感じる場合は、焦って過去問に進むよりも、つまずいている単元まで戻って基礎を固め直すほうが、結果的に点数につながります。
直前期は、とにかく過去問を解く
直前期の生徒さんには、いつも「とにかく過去問を解くこと」を勧めています。過去問は、本番と同じ形式・同じ流れの問題で練習できる、一番の「練習試合」だからです。
ただし、解きっぱなしでは意味がありません。過去問は、次のように使うと、自分に何が足りないのかがはっきりわかります。
「時間内」と「時間無制限」で解いて、点数を比べる
- まずは時間を計って解く(本番と同じ70分)
- その後、時間無制限で解く(時間内に解けなかった問題も、最後まで考える)
- 時間内と時間無制限、それぞれで採点する
この2つの点数を比べると、次のような分析ができます。
| 結果 | わかること | やること |
|---|---|---|
| 点数の差が大きい | 時間があれば解ける | 解くペースを上げる練習をする |
| 点数の差があまりない | そもそも問題が解けていない | 問題を解くための知識を深める |
「点数が低い」という結果は同じでも、原因によってやるべきことはまったく違います。この分析をしてから勉強を進めることで、ムダなく点数を上げていけます。
間違えた問題は「分析ノート」にまとめて復習する
過去問で間違えた問題は、自分の間違いを分析したノート(分析ノート)にまとめましょう。たとえば、次のようなことを書いておきます。
- どの問題で間違えたか
- なぜ間違えたのか(誘導を読み落とした、知識が足りなかった、時間が足りなかった など)
- 問題文のどこを読めば、流れに乗れたのか
- 次に同じような問題が出たら、どうするか
そして、このノートを何度も復習していきます。自分の間違いのくせがわかってくると、本番で同じミスをしにくくなります。
基礎が固まっていれば、20〜30点上げることができる
基礎がしっかり固まった状態で、過去問演習・分析・解き直しを丁寧に重ねていけば、共通テスト数学は20〜30点上げることができます。
ここで大切なのは、「ただ過去問をたくさん解けばいい」わけではない、ということです。
- 基礎がしっかり固まっていること
- 時間内・時間無制限の点数を比べて、足りないものを分析すること
- 間違えた問題を分析ノートにまとめて、解き直しと復習をすること
この3つをそろえて、はじめて点数が伸びていきます。
もし過去問を時間無制限で解いても解けない問題が多いときは、基礎に戻るサインです。どの単元でつまずいているのかを確認して、そこから積み上げ直しましょう。
よくある質問
共通テスト数学で点数が取れない一番の原因は何ですか?
問題文を深く読まず、誘導に乗れていないことが一番多い原因です。共通テストの問題には流れがあり、必要な知識は白チャートレベルの基本です。問題文をよく読んで流れをつかみ、その通りに進めることが大切です。
共通テスト数学の「誘導に乗る」とはどういうことですか?
問題文が用意している流れの通りに解き進めることです。たとえば「〜であることに着目して」と書いてあれば、そこに書かれていることを使って解きます。流れを読まずに自分で新しい解き方を考えると、時間がかかったり、解けなくなったりします。
共通テスト数学の直前期は、何をすればいいですか?
とにかく過去問を解くことをおすすめします。まず時間を計って解き、その後時間無制限で解いて、それぞれ採点します。点数の差が大きければ解くペースを上げる練習を、差があまりなければ知識を深める勉強をしましょう。間違えた問題は分析ノートにまとめて復習します。
過去問を解くだけで点数は上がりますか?
ただ解くだけでは、なかなか上がりません。基礎がしっかり固まった状態で、過去問演習・分析・解き直しを丁寧に重ねていけば、20〜30点上げることができます。
オンライン家庭教師ライフでは、どんな授業をしていますか?
勉強のやり方をお伝えして、生徒さんが自分の力で勉強を進められるように、講師がしっかり支えていく授業です。わからないところは授業でていねいに解説しますし、授業時間外もLINEでいつでも質問できます。必要に応じて、生徒さん専用の解説動画もお作りします。一人で悩む時間をなくしながら、「自分でできること」を着実に増やしていけます。
まとめ
共通テスト数学で点数を上げるためのポイントは、次の4つです。
- 失点の一番の原因は「問題文を深く読まず、誘導に乗れていない」こと
- 必要な知識は白チャートレベル。高3の夏ごろまでに基礎を固める
- 直前期は、とにかく過去問。時間内と時間無制限で解いて、点数を比べて分析する
- 間違えた問題は分析ノートにまとめて、解き直しと復習をする
「どこから手をつければいいかわからない」「基礎に戻るべきか、過去問を進めるべきか迷っている」という方は、50分の無料体験授業でご相談ください。今の学力を確認して、本番までの勉強の進め方を一緒に考えます。
あわせて読みたい:数学が苦手な高校生は塾とオンライン家庭教師どっちがいい?
